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第33 回 Hung deal(ハング・ディール)
第33回 Hung deal(ハング・ディール) イーロン・マスクがTwitter買収に当たって銀行から借り入れた融資の販売に、銀行が苦戦しているというニュースがありました。 本日はその中のhung dealsという言葉を取り上げたいと思います。 Also last year, Barclays was among a group of banks that agreed to fund Elon Musk’s takeover of Twitter Inc., in what became one of the biggest so-called “hung deals” as banks were unable to sell on their debt commitments. https://www.wsj.com/articles/barclays-barc-q4-earnings-report-2022-beea1163?mod=Searchresults_pos1&page=1 試訳:また昨年、バークレイズはイーロン・マスク
2023年2月26日


2022年12月
2022年12月 「教養としての投資」 1.「教養としての投資」 奥野一成 著 ダイヤモンド社 目下奥野さん月間が続いておりまして、今月はこちら。 枕詞に「ビジネスエリートになるための」とありますが、どちらかと言えば投資や証券、金融初心者向けの著で、新卒の方に読んでいただく方が良いくらいの基礎的な内容です。これを読んでもビジネスエリートにはなれません。 2020年10月にやはり奥野さん著の「先生、お金持ちになるにはどうしたらよいですか?」という本をご紹介しましたが、こちらの本との重複感があります。どちらもファイナンス理論を語る本ではなく、その前段階としてなぜ企業価値を高める企業への投資が必要なのか、という点を強調しているものなので、正直どちらか一冊で良かったのでは? 今や日本のウォーレンバフェットのような存在なので、今度は子供向けではなく、大人向けの入門書を書いて欲しいという依頼があったのでしょう。羨ましい限り。でも、そもそも金融は専門分野なので、特に金融を専攻していなければ大人も高校生も変わらない気がします。 ちなみに「教養としての・
2023年1月1日


2022年11月
2022年11月 「ROIC経営実践編 事業ポートフォリオの組換えと企業価値向上」 1.「ROIC経営実践編 事業ポートフォリオの組換えと企業価値向上」 昨今注目のROICですが、企業経営においてどのようにROICを使ったら良いかという答えは、大手企業でなければなかなか出ていないのではないでしょうか?こちらの本は前作「ROIC経営:稼ぐ力の創造と戦略的対話」の第二弾。表題に「実践編」と打っているように、ROICのコンセプトは分かったけれども実際に事業ポートフォリオにどのように応用すれば良いかを説明しています。 かく言う私も企業経営者ではなく、この本を読んでも実際に手を動かして事業ポートフォリオの組み換えを行えるわけではありません。だから「腑に落ちた」と言えないところが残念なのですが、それでも事業ポートフォリオの評価方法や1年間のサイクルの回し方など真似できる点は多いと思います。 コーポレートガバナンス・コードで資本コストを意識した経営が謳われていますが、実際のところ東証企業3800社(多すぎ!)の中でどこまでROICを実践できるのかは疑問です
2022年12月1日


2022年10月
2022年10月 「先生、お金持ちになるにはどうしたらいいですか?」 1.「先生、お金持ちになるにはどうしたらいいですか?」 奥野一成 ダイヤモンド社 農中アセットの奥野さんが子供向けに書いた本。 高校生向けに金融授業をやりたいなぁと最近ひそかに企んでいるので、ついつい手に取ってしまいました。 日本では圧倒的にお金についての教育が不足していると実感します。その理由の1つが、給与所得者が「確定申告不要」な源泉徴収で納税を終わらせていることではないでしょうか。私は諸般諸々の事情で最初に会社に入った2年間以降、毎年確定申告をしています。そうすると所得が多い少ないに関わらず、取れる控除は取ろう!と毎年の税制改革にも敏感になるし、株式の売買にも慎重になります。税務署が「税金の徴収不足のときだけ言ってくるけど、超過納付のときは教えてくれない」場所だということを知ったのもこの時です。 この本には「お金持ち」になるにはどうしたらいいかという、一見株式投資の薦めのようなタイトルがつけられていますが、金融の授業というよりも、think for yourself, i
2022年11月7日
第32 回 go south(下落する)、go north(上昇する)
第32回 go south(下落する)/ go north(上昇する) 日本、海外を問わず、証券関連の言葉には「なんでそういうの?」と疑問に思う用語や言い方をよく目にします。新卒で入った会社のロゴマークがブル(水牛)でしたが、就職面接のときになんでかなぁ?と思った覚えがあります。ウォールストリートの入口に大きな雄牛のブロンズ像がありますのでご存じの方も多いかと思います。bull は角を上に上げるため「上昇相場(bull market)」を表し、熊は立ち上がって手を下に振り下ろすので「弱気相場(bear market)」を表しますので、そこから取ったものです。 余談ですが、昔べ〇・スターンズという証券会社がありました。リーマンショックの頃になくなりましたが、これはbearではなく人の名前です。縁起でもない名前だからなくなったわけではありません。 さて、本日のgo south と go northは相場用語という訳ではないかもしれませんが、「南に行く=↓=下落」「北に行く=↑=上昇」から主に相場の動向を示す時に使います。 こちらは2022年6月3日の
2022年10月17日


2022年9月
2022年9月 「図解&ストーリー『資本コスト』入門」 1.「図解&ストーリー『資本コスト』入門」 岡俊子 著 中央経済社 HPやツイッターでも「IRコンサルティングやってます!(本日も頑張って営業中!)」みたいなことをちょくちょく書いておりますが、企業の方と話す時になかなかPL思考が抜けないなぁと感じるのがこの資本コストの話が出るときです。 新しいガバナンスコード原則5-2では「自社の資本コストを的確に把握したうえで、~収益力・資本効率当に関する目標を掲示」せよと言っているので、「そりゃあもちろん、上場企業は資本コストをちゃんとはじいてるのよね」と思ったりしますが、さにあらず。そんなことは225銘柄の優良企業とか、意識高い系の会社であって、資本コストという概念を説明することすら難しいという場合もあります。 ということで、しばらく資本コストの伝道師になろうかと思い、簡単に説明している本はないかなぁと思って出会ったのがこちらの本。難しい数字の話をほとんど出さずに資本コストの概念をうまく説明していると思います。いまさら資本コストって何?と聞け
2022年10月1日


2022年8月
2022年8月 「お金はサルを進化させたか よき人生のための日常経済学」 1.「お金はサルを進化させたか よき人生のための日常経済学」野口真人 著 日経BP社 企業評価会社を経営されている野口真人さんの著。他にも「パンダをいくらで買いますか?」とか人を食ったようなタイトルの本がありますが、それでも内容は超専門的。わかりにくいファイナンスの内容をよくもここまでわかりやすい事例を出して説明しているなぁと感心します。最近何度か会計・ファイナンスに関するオンラインセミナーを担当させて頂いておりますが、この方の著作はファイナンスというものになじみのない方々にいかに興味を持ってもらい、わかりやすく説明するかのお手本として最高の参考書です。 とはいえ、ちょっとこの本は行動経済学にまで足を突っ込んでいるので、紙面が足りないという感じも否めません。特に第六章のリスクとリターンについては、これだけで証券アナリスト試験の最初の数章を使ってしまうテーマなので、若干消化不良かもしれません。しかし、この本を足掛かりにファイナンスというものに興味を持ってもらうのには最適の入
2022年9月1日
第31 回 head fake (だまし、フェイント)
第31回 head fake (だまし、フェイント) ジャクソンホール会議でのパウエル議長の9分間の講演が、市場を揺るがしています。 イエローストーン国立公園などがあるこの地で毎年夏に行われる会合は、もともとは世界中から経済関係の偉い人が、クラフトビールを傾けてハイキングやカヌーなどを楽しみつつ、経済の理論や長期的展望をわいがやする場だったそうです。しかし、8月はFOMCが開催されないこともあり、最近ではここでの発言が市場参加者の少ない夏の相場を動かす一つの材料になっています。 さて、本日の出会った言葉は「head fake」。 最近実際に出会った出典をここでご紹介するわけにはいかないのですが、head fakeはいわゆるバスケとかでいう「フェイント」のこと。 “US equity markets are at a critical tipping point," quant strategist Masanari Takada wrote in a January 10 note. Gear up for another head fake ,
2022年8月29日


2022年7月
2022年7月 「破壊 新旧激突時代を生き抜く生存戦略」 1.「破壊 新旧激突時代を生き抜く生存戦略」 葉村正樹 ダイヤモンド社 Disruptionーこの言葉はしょっちゅう翻訳対象の英文の中に出てくるわけですが、実のところ毎日ぼっちで翻訳をしていることが多い私がこの創造的破壊を実感することは少なく、自分とはあまり関係ない単語だなぁと思っておりました。 しかし、IR業務を通じて企業と関わる中で、何も先端技術ではなくともディスラプションというのは割と身近に起きている(そして起こすことが可能)だということを実感することも多くなってきました。 そんな中で出会った今月の1冊。企業がディスラプションを起こし、生き残っていくうえで、1. 人間中心に考える、2.存在価値を見極める、3.時空を制する という3つの戦略が重要だと説いています。 あれ?よくよく見ると、1は「マーケットイン」の発想、2は昨今のパーパス経営に通じるじゃありませんか。ディスラプションという仰々しい言葉を使わなくても、企業価値の創造にはこうした発想が欠かせないようです。 しかし・・・...
2022年8月1日


2022年6月
2022年6月 「投資家と経営者をつなぐ実践的IR戦略」 1.「投資家と経営者をつなぐ実践的IR戦略~自社の時価総額を引き上げる全シナリオ~」 飯塚洋一 著 ダイヤモンド社 今年4月の東証市場改革により、東証上場企業はプライム、スタンダード、グロースの3つに分けられました。プライム企業の中には基準を満たしていない「なんちゃって」プライムも300社近くあり、今回の改革が東証が本当に目指す「日本企業の企業価値を向上させる後押し」になるかどうかはいささか疑問です。 とはいえ、試験前1週間にならないと勉強し始めない我が家の子供と同じく、人間切羽詰まらないとやらないというのも事実。やれ浮動株比率が35%以上じゃなきゃだめ、とか、TCFDに準拠した開示をしないとだめ、だとか外堀を埋められて初めて「これはまずいのでは?」とIRに本腰を入れ始めた企業も多いように思います。 さて、こちらの本は2014年初版とやや古いですが、IRの目的やエッセンスといったものがわかりやすく実体験として書かれています。内容はいたってスタンダードで当たり前と言えば当たり前なのですが、実
2022年7月1日
第30 回 toppish(上値の目途・節目、抵抗線)
第30回 toppish(上値の目途・節目、抵抗線) 今年は異常に早い梅雨入りだった関東地方ですが、気がつけばいつのまにやら梅雨明けの様相です。 米連邦準備理事会(FRB)も当初はインフレは一時的との姿勢だったのですが、気がつけば超強硬なインフレファイターへと早変わり。人の心は変わりやすいものです(秋ではなく梅雨ですが・・・)。 さて、そんな中で最近よく目にするようになった言葉がsoftish landing(ソフティッシュ・ランディング)。これまでよく耳にしていたsoft landing(ソフトランディング)が「高成長を安定へ導く過程で、不況などを招かないように徐々に成長速度を低下させること。また、そのようなな経済政策。軟着陸」(出所:コトバンク)であるのに対して、多少の景気減速や資産価格の下落があっても、物価を抑える」という中央銀行の姿勢を示す言葉として注目されています。 https://kotobank.jp/word/%E3%82%BD%E3%83%95%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%87%E3%82%
2022年6月27日


2022年5月
2022年5月 「サイコロジー・オブ・マネー」 1. 「サイコロジー・オブ・マネー」 モーガン・ハウセル著 児島修訳 ダイヤモンド社 ここ数カ月読んでいる経済関連の書はなぜか行動経済学に関わるものが多く、先月の「ノイズ」も然りなわけですが、この本もお金、特に投資にまつわる心理について書いた書籍です。 いま巷の投資理論はマーコウィッツのMPT等に端を発する理論に基づいていると理解していますが(違っていたらごめんなさい)、これら投資理論は数々の仮定の上に成り立っています。人は合理的に行動する、ある資産との相関は一定等・・・。これら理論が投資運用のモデル化や金融工学の発展に果たした役割は絶大であり、それ自体を否定する気はまったくありませんが、その昔ケインズが株式投資を美人投票と評したように、そもそも投資と心理は切っても切り離せず、それを無視して投資を語ることはできないわけです。 それなのに、一時期のLTCMなどウォールストリートのエリート達が理論に基づいてバリバリレバレッジをかけて裁定取引を行い、結局それで飛んだ(揚げ句に立つ鳥跡を濁しまくって、各国
2022年6月1日
第29 回 Depeg(連動が外れる、連動しなくなる)
第29回 Depeg(連動が外れる、連動しなくなる) 年初からいろいろな市場が大きく変動していますが、ここにきて暗号資産の価格が急落しています。 特に法定通貨の裏付けがあることを売りにしていたステーブルコインのご凋落が激しいです。 先週は、テラUSDが急落し、米ドルとの連動を維持してきたテザーも下落しました。 そこで今回は、この連動が外れることを意味するdepegを取り上げます。 国内外問わず、言葉は時代やその時の情勢と共に変わったり、新しい言葉ができたりするものですが、pegが「連動する」なら、de+pegはもちろんその反対で「連動しなくなる、連動が外れる」を意味するわけです。いちいち The largest stablecoin, Tether, has broken its peg to the dollar. と言わなくても Tether has depegged to the dollar. で済むわけです。文字数カット!省エネ。ということで、ウェブサイトを見ていてもよく使われているようです。 Another coin called F
2022年5月16日


2022年4月
2022年4月 「NOISE【ノイズ】」 1.NOISE【ノイズ】ダニエル・カーネマン、オリヴィエ・シボニ―、キャス・R・サンスティーン 著 村井章子 訳 早川書房 ノーベル経済学賞受賞者のダニエル・カーネマンによる著。人の判断結果を著しくゆがめるエラーを、バイアスとノイズに分け、特にノイズに焦点を当てて論じています。ノイズは著しく不公平で、多くのコストを生みますが、そうしたノイズを分析し、論じ、さらにノイズを削減するための施策まで盛り込んだ極めて実践的な書です。不確実な現実においてアルゴリズムは完全ではないものの、AIのようなものはコスト見合いと言う点でも一定の効果を発揮すると論じています。 先日、都内の有名私立大学病院に行った知人の大腸にポリープが見つかりました。内視鏡で見たところ良性なので、手術は急がないと言われたそうです。その後、他の所見で都内の有名国立病院にかかったところ、そこの病院のA医師はこの大腸ポリープは「面構え」は良いが取りにくいポリープなので内視鏡ではなく普通の手術にしましょうと言い、B医師は「良かったですね。ガンです
2022年5月1日


2022年3月
2022年3月 「企業価値評価」 1.企業価値評価 鈴木一功 著 ダイヤモンド社 私が所属している日本CFA協会では、 「CFA協会リサーチ・チャレンジ」 というイベントを年に1度実施しています。大学生がチームを作り、分析対象チームの株式レポートを英語で作成し、その優劣を競うというコンペです。日本で代表になると、その後アジア地区大会、世界大会と進出していくことになります。 昨年、何を血迷ったのかそのリサーチ・ペーパーのグレーダー(ボランティアです)に手を挙げてしまい、10月~11月上旬の2-3週間ほど死にそうになりました。「血迷った」というのは、職業柄この時期にスケジュールを入れるべきではないということは重々承知していたのに・・・という意味でございます。活動内容は非常に有意義で、学生さんたちの意欲的なレポートを読んで、今一度自分も頑張ろうと決意を新たにするのには十分なものでした。詳しくは割愛するとして、その際学生さんがレポートを書くのにどんな書籍を読んだらいいのかなぁと思い手に取ったのがこの「企業価値評価」。 証券アナリスト試験のテキスト
2022年4月1日
第28回 True up(調整する、修正する)
第28回 True up (調整する、修正する) ご無沙汰しております。 決算やらウクライナやら通常の業務と違う事象が降り注いできた2月、3月。気になる言葉がなかったわけではなく、単に気がついていてもアップする暇がなかったという状況でした。 さて、本日の言葉はTrue-up。技術系翻訳の方にはおなじみかもしれませんが、「調整する」という意味合いで使われることが多いようです。 We use a special tool to true up the wheel of the lathe. 特別な機器を使って旋盤のホイールを調整した。 一方、会計でもtrue upはよく使用されます。 The accountant trued up several entries to reconcile discrepancies in our balance sheet. 会計士はバランスシートの差異を調整するために複数の仕訳を修正した。 < https://idioms.thefreedictionary.com/true+up > 2つ目の文章ではtrue..
2022年3月14日


2022年2月
2022年2月 「企業価値向上のための経営指標大全」 1.企業価値向上のための経営指標大全 大津広一 著 ダイヤモンド社 東証の市場改革によりプライム、スタンダード、グロースの3つに区分変更される日がいよいよ4月4日に迫ってまいりました。とはいえ、プライム基準を満たさず身の丈に合っていない企業が300社近く?!あり、企業価値の向上が急務となっています。企業価値とはその企業がこの先どのように成長していくかというエクイティストーリーを織り込んだキャッシュフローから算出されるわけです。そのストーリーを体現する戦略を示したKPI(最重要指標)は、社内外に向けて「僕たちはこの先こうやって企業価値を上げていくんだ!」という選手宣誓だと言えます。 そのKPIをわかりやすく、さらにそのKPIを採用している企業のケーススタディをふんだんに盛り込んで説明したのがこの書。さほど会計やファインナンスの知識がなくても理解できる構造も、幅広い読者を対象としていることをうかがわせます。 このケーススタディに挙げられている一部企業のように、熟考のうえKPIを定めている企
2022年3月1日


2021年12月/2022年1月
2021年12月/2022年1月 「話(WA)」 1.「話(WA)」 リアズ・メグジ 著 斉藤孝 監修 アチーブメント出版 年末にいろいろ本を買ってしまい、何冊も同時に「読み散らかしている」状態なので、12月と1月をまとめてしまいました。 松丸さとみさん訳の爆売れ本「LISTEN」のお隣にあった本。傾聴⇔話術の組み合わせで面白そうだなぁと思って買ってみました。 著者はテレビの司会者を長年務めた後現在は人と人とのつながりを専門とするレクチャラーのようなお仕事を専門にされているみたいです。「話術」のコツを教えてくれる本かと思ったのですが、話し方というよりも、コミュニケーションのコツを教える本だった・・・。 そして、よくよく見るとちゃんとタイトルの横に原題「Every conversation counts. The 5 habits of human connection that build extraordinary relationships」って書いてあるじゃないですか!「話」という漢字に紛らわされた私が悪い・・・。...
2022年2月1日
第27回 Belly (膨らんだ部分、パー近辺のクーポン)とwing
第27回 Belly (膨らんだ部分、パー近辺のクーポン)とwing 明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願い申し上げます。 しばらくこちらのページの更新が止まっておりました。気になる言葉がなかったのではなく、あまりにわからなくて調べるのに時間がかかったというだけのこと。それがきょうの言葉、Belly とWingです。初めに申し上げておくと、今日の言葉は債券用語なのであまり関係ないわとおっしゃる方はスルーを。 今回手こずったのは「wing」の方です。 Bellyは債券イールドカーブの説明では割とよく見る表現で、文字通り「腹」のように膨らんでいる部分を指します。順イールドの場合はカーブが右肩上がりなので、例えば中期ゾーンが売られたりするとそのカーブの真ん中の部分が盛り上がります。これを「腹」と言うわけです。では日本語の訳としてはどうするかですが、「イールドカーブの膨らんだゾーン」とか、具体的にカーブの形状が盛り上がっている年限を指して「イールドカーブのXXX年限ゾーン」とかいう訳を当てていることが多いのが現状です。さすがに「腹」はどう
2022年1月14日


2021年11月
2021年11月 「シンプルな英語」 1.「シンプルな英語」中山裕木子 講談社現代新書 ご存じ「英語は3語で伝わります」の工業翻訳者、中山裕木子さんの最新著書。こういう本、いっぱい持ってるよねぇ、と思いつつやっぱり買ってしまう。この本は現代新書ということで小さく鞄にも入るので隙間時間用に持ち運びにも便利。 さて、この本の良いところと言えば、何と言っても例題が多く載っているところではないでしょうか。英文を書く場合、まずは文法や語彙といった基本事項をおさえるのはもちろんのこと、いかに使える言い回しの引き出しを多く持っているか、そしてそれを実践で使えるか、ということが非常に重要だと思います。「予算を最大限に活用しなければいけない」(P27 )を英訳せよ、と言われたときに、文法上正しく、受験英語で使ったおなじみのWe must make the most of our budget.という言い方の他に、We must maximize our budget.がさっと引出しから出てくるかどうかが、英文を書く上で幅を広げるポイント。どんな本もそうですが
2021年12月1日
COLUMN
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