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第16回 Clip (~のペースで)
新型コロナの第2波だの第3波だのに振り回されているうちに、気が付けばすっかり1年の4分の1が終わっているではないですか!?
本当に時が経つのは早いです。
本日のテーマはその速さを表す言葉、clip。経済では絶対値よりも変化率とその趨勢(trend)を重視する傾向にあるため速さを表現する文章は頻繁に出てきます。
The Federal Reserve expects the U.S. economy to grow at the fastest clip in four decades, forecasting 6.5% GDP growth this year; Goldman Sachs predicts 8% GDP growth.
足元の米国経済の強さに関する記事です。米連邦準備理事会(FRB)は米国経済が過去40年間で最も早いペースで拡大すると予想しています。このat a clip で~のペースで、という意味になります。それ以外の表現としてはat a rate や at a paceなどもよく見かけます。英作文では恐らくこちらを使うケースが多いですが、たまに変化球でclipを使ってみるのもいいかもしれません。
安定したペースで、なら at a steady pace、○○%のペースでなら at a rate of 〇〇%といった形で形容詞がここに入ります。
年後半の世界経済の回復ペースは紛れもなく最速ペースでの回復になりそうですね。
(2021年4月5日)